対トルコ、関税を2倍に

 アメリカのトランプ大統領は、トルコがアメリカへ輸出する鉄鋼とアルミニウムの関税を2倍にすると表明しました。

 トルコの通貨「リラ」が対ドルで急落したことを理由にしていますが、両国の関係は最近冷え込んでおり、アメリカ人の牧師がトルコ政府によって不当な長期拘束を受けているとしてトランプ大統領は同国への大規模な制裁を課す意向を示していました。

 トルコの通貨がドルに対して安くなれば、トルコからアメリカへ輸出される製品に価格が下がり、アメリカ製品が価格競争力を失う事になります。そこで、関税を引き上げて対抗しようというわけですが、一連の輸入制限で事実上為替問題もその対象になった、と言う事です。

 トルコ政府は報復を辞さない構えを見せているものの、トルコがアメリカに対して行使できる報復措置がどの程度あるのか。

 トランプ政権はこれまでも、中国が為替を操作、意図的に自国の通貨を安くしてアメリカの経済にダメージを与えていると批判してきました。しかし、具体的に為替対策をしてきたのは今回が初めて。今後同様な動きが広がると、日本もターゲットにされる可能性があります。