黒川紀章建築事務所が民事再生手続き

 黒川紀章建築都市設計事務所(東京都港区赤坂)が15日、東京地方裁判所に民事再生手続きを申し立てました。同事務所によると、負債総額は12億円。
 事務所は、「建築不況で受注案件が減り、財務状況が苦しくなった。設計料の回収ができない海外案件も発生し、資金繰りに行き詰まった。ご迷惑をおかけし申し訳ありません」とのコメントを発表しています。

 同事務所を設立した黒川紀章氏(故人)は、世界的な建築家として知られていました。京都大学工学部建築学科卒業後、東京大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程へ進学。東大在学中に「株式会社黒川紀章建築都市設計事務所」を設立。中銀カプセルタワービル、福岡銀行本店、国立民族学博物館、日本赤十字社本社、福岡県庁舎、埼玉県立近代美術館、国立文楽劇場、名古屋市美術館、広島市現代美術館。さらにフランスのパシフィック・タワー、シンガポールのリパブリックプラザ、マレーシアのクアラルンプール国際空港、オランダのゴッホ美術館新館等を手がけ、1986年には建築界のノーベル賞と言われるフランス建築アカデミーのゴールドメダルを受賞しています。

 また、共生新党を結党して2007年には東京都知事選と第21回参議院議員通常選挙に出馬しましたが、いずれも落選しています。

 現在事務所は黒川紀章氏の長男である未来男氏が代表取締役を務めており、事業再生に向けて、建設大手の日本工営が支援する方針とのことです。

インドで日本人女性旅行者を隔離

 インド紙タイムズ・オブ・インディアの電子版が6日報道によると、インド北東部マニプール州で旅行中の日本人女性(27)がエボラ出血熱の疑いがあるとして、現地の病院で隔離されたそうです。

 今後血液検査で感染の有無を確認するが、病院関係者によると「今のところエボラ出血熱の症状はない。検査結果が陰性ならば隔離は解除される」と話していると言う事です。在インド日本大使館は「事実関係を調査中」としています。

 女性はシンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマーを旅行し、数日前に陸路でインド入りしましたが、エボラ出血熱が流行している西アフリカを訪問したとの情報は無いとのことです。

 西アフリカを訪問していないとすれば、感染の可能性は限りなく低いのですが、もし感染しているとすれば大変な事態です。西アフリカとは全く違った感染ルートがある事になりますし、人口の多い東南アジアとインドで感染が広がれば、時間の問題で中国や日本にも波及するでしょう。

STAP検証27日に中間発表

 理化学研究所の26日発表によると、4月から進めているSTAP細胞の有無を確かめるための検証実験の中間報告を、27日午後に公表するそうです。

 併せて、外部委員で構成された改革委員会から提言を受けた、研究不正を防止するための行動計画も公表するとのことです。ただし、7月から実験に参加している小保方晴子氏の結果については、今回は公表されないそうです。

 STAP細胞論文は発表後、2月にネット上で疑惑が浮上。理化学研究所と、論文を掲載したイギリスの科学誌ネイチャーが疑義に関する調査を開始しました。結局論文には複数の不正があると認定され、論文は撤回。理化学研究所はSTAP細胞の有無を確かめるための検証実験行っていました。

 この問題を巡っては、同研究所再生科学総合研究センター副センター長の笹井芳樹氏が自殺するなどしており、単なる研究不正と言う次元を超えた問題になっています。

白鳳30回目の優勝

 大相撲名古屋場所の千秋楽、2敗で並んでいた大関琴奨菊が関脇豪栄道に寄り切られて12勝3敗となり、結びの一番で横綱白鵬が横綱日馬富士を上手出し投げで下し、13勝2敗で史上3人目となる30度目の優勝を飾りました。

 日本人力士として8年半ぶりの優勝に期待がかかった琴奨菊でしたが、大関昇進を確実にしたい豪栄道に敗れ、決定戦に持ち込む事も出来ませんでした。
 その豪栄道は、琴奨菊を寄り切って12勝3敗とし、5度目の殊勲賞を受賞、大関昇進を確実にしました。これで三賞は11度目となり、現役単独最多です。

 また、千秋楽まで優勝を争いを演じた前頭11枚目高安は、前頭4枚目豪風に引き落としで敗れ11勝4敗で2度目の敢闘賞を受賞しています。

 結局白鳳でした。これで史上最多32回の大鵬、31回の千代の富士に続いて、3人目となる30回以上の優勝を達成。優勝者インタビューでは「途中で結果を求めすぎて心と体が一致しない部分もあったけど、最後は自分を信じていきました」「大鵬関、千代の富士関に肩を並べることが出来た自分は幸せです」と語っています。